>>387続き)
ここでお金を出す人が「株主」なわけですが、「船」や「船員」というのは、この「株主」の持ち物なんですね。
(人を「持ち物」というのは気持ち悪いですが)
「船長」のものではない。
「船長」というのは、株主から受け取った予算で、船員を動かして、
アジアから「香辛料」を持って帰ってくる役目を担っている人です。
ここでいう「船長」が経営者ですね。

テレビで「飛行機を買いました」という話をすると、必ず、「買ってねえだろ」みたいなクレームが来るんです。
ヤフオクで知人が見つけて、即決価格で買う為に、まずは知人がポチって、
この飛行機を管理する「チムニーAir」という会社を作って、で、その会社の株を僕らが買ったんですね。

最初は株を持ち合っていたのですが、最終的に100%株主になって、
つい最近、一緒に事業を始める方に株の一部を売りました。
いずれにせよ、この飛行機は会社の持ち物であり、会社は「株主」の持ち物なんですね。

テレビで「飛行機を買いました」という話をすると、
必ず「飛行機は買ってないだろ!お前の持ち物じゃないだろ!」という人が出てくるんですけども、
何を持って言っているのか僕のバカな頭じゃ理解できないのですが、
「100%株主じゃない」ということを言っているのか、
「ヤフオクでポチった本人じゃない」ということを言っているのであれば、
「世の中の大きな買い物のほとんどがそうですよ」とだけお伝えしたいです。

「共同購入だったら、それを言え!」みたいな言い分もあるんですけども、そんなことイチイチ言わないです。
つまり、東京ディズニーランドが何か買った時に、
「運営はオリエンタルランドという会社でして、その株の何割かは第一生命さんが持っていて、
何割かは三井不動産さんが持っていて…」なんて言わないです。
それは欺いているわけでも何でもなく、株式会社の買い物の持分をイチイチ言っていたらキリがないので、
会社としては「買いました」としか言わない。

一言でまとめると「社会人としての最低限の知識は入れておいて」といったところでございます。
(終わり)