>>448続き)

記事にした時に面白そうなプロジェクトを選んで記事にしているだけで、
ミュージカル、VR、カフェ、アパート、絵本、歌舞伎、映画……
(水面下で進めている)ここに書ききれないプロジェクトは他にも山ほどあって、
まったく散漫にも程があります(笑)

そりゃ「的を絞りきれていない」という御意見も出ます。
たしかに、その通りなんです。

ただ、おそらく、昔からこのサロンに入ってくださっている方は
「西野って、もともとそういうヤツだよね」と思っていると思うのですが…
実は、活動内容を『映画一本』に絞っていた2020年が「イレギュラー」だったんです。

その前は、WEBサービスを開発したり、井戸を掘ったり…とにかく変なことを毎日始めていました。
…つまり、「芽が出なかった種が山ほどあった」という話です。

失敗は、記録にも記憶にも残らず、世間にカウントされるのは「成功」の数だけ。
僕は「何をやっても上手くいく人」といった扱われ方をすることがありますが、空振りの回数は数知れず。
ただただ「打席に立っている回数が多いだけ」の男です。

打率が低くても、打席数が多ければ、そりゃ、ヒットの数も増えて、
そして「最多安打」が称えられる……これが世の理です。

その上で、「僕の仕事の向き合い方について」なのですが…
まさか今さら「電話BOX」を開発することも、今さら「ガソリン車」を作りにいくこともありません。

あるのは、「あの辺りに種を蒔くのはやめて、この辺りに種を蒔こう」だけで、
あくまでそれは「おおよその場所(方角)」なんですね。
芽が出ない場所は明確にわかりますが、
芽が出る場所は「芽が出る確率がある場所」しか僕は分かりません。