>>743続き)

「作品の広告」なので、普段ではありえない条件でI P(キャラクターやタイトル)を
企業さんに提供させてもらっているんですね。
「広告」じゃなかったら、コンテンツ業界というのは
「うちのキャラクターを使うのでれば、売り上げの30%はウチにおさめてくださいね」
という世界だったりします。

映画製作サイドは映画の宣伝になるし、企業さん側は格安でI Pを使えて自社製品の宣伝に繋げられるので、
映画公開中の「コラボ商品」というのは、お互いにメリットがあるんですね。
#なんとなくご理解いただけましたでしょうか

んでもって、ここからが本題です。

■良いものはイイ!!

そういったコラボ商品というのは、基本的には、映画の公開が終わると同時にフェードアウトしていくもので、
ここから先の商品の宣伝は(本来は)「コアレックスさん」や「允・セサミさん」のお仕事なんです。

映画の公開もそろそろ落ち着いてきたので(それにしても4ヶ月!あざす!)、
「映画製作委員会」は、映画宣伝にならない商品宣伝にはコストを割けないんです。
映画製作委員会の「企業担当者」は次の仕事をしなきゃいけないんです。
#ちなみに西野を広告塔として稼働させるとなると死ぬほど値段が高くなります

ただ…『えんとつ町のトイレットペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』って、モノがすっごくイイんです。
コラボのことは一旦忘れて、シンプルにクオリティーが高い。
僕も自宅で使っていますし、プレゼントすると、ものすご〜く喜ばれるんです。

映画製作委員会の事情も、会社の事情もよくよく理解できますが、
「良い商品」をフェードアウトさせちゃうのって勿体ないじゃないですか?
しかも、『えんとつ町のトイレットペーパー』と『えんとつ町の食器用洗剤』って、
売り上げの3%は絵本『えんとつ町のプペル』の寄贈に使われるんです。