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サロン過去ログ (※一年前のサロン記事ダイジェスト)

新作歌舞伎『プペル ~天明の護日人間~』のラストシーンを考える
2021.10.30 投稿

おはようございます!
CHIMNEYTOWNの女性スタッフが立ち会ったコンサルのテーマが、
よりによって『ラブホテルの盛り上げ方』だったキングコング西野です。
#過去の手口を全部喋ったよ

さて。今日は「新作歌舞伎『プペル ~天明の護日人間~』のラストシーンを考える」
というテーマでお話ししたいと思います。
タイトルから分かるとおり、ゴッリゴリのクリエイティブ回です。
そして「考える」なので、まだ結論ではなく、「こういう方向で進めると面白くなるかもなぁ~」という内容です。
制作過程丸裸の「これぞ、オンラインサロン」をお届けします。

■ラストシーンの「船」を舞台で表現するには?

「絵本」や「アニメーション」だと、早い話、そのものを“描いてしまえば”、
そこに存在させることができますが「舞台」となると、そうはいきません。
「実際に再現する部分」と「お客さんの想像力に補わせる部分」があって、
その塩梅が演出家の腕の見せ所です。

たとえば、えんとつ町だと「町の全貌」を舞台上にリアルサイズで存在させることはできないので、
「うわぁ~、えんとつ町だぁ~」と“見える”ように、いろんなものをデザインしていくわけですが、
今回の舞台だと、
「舞台セットは抽象的(何にでも見えるように)に、小道具は具体的に」
という打ち手を選んでいます。