>>576続き)

一説によると、「事業説明」の場で、「サービスというか、ギャクです」と答えてしまったことがトドメだったとも
言われていますが、とにもかくにも、アマゾンの奥地に住む人以上に会話が通じませんでした。
#つらたにえん

商機は基本「いかがわしい」ので、こんな面倒もあったりします。
表で批判されているように、裏でもそこそこ痛い目に遭っているんです(笑)

ですが、僕のような弱小ベンチャーは、基本的には、そういった隙間からウネウネと登っていくしかなく、
初期は「奇襲」と「秒速改善」の繰り返しです。
きっと、このサロンに入られている方も、当時の僕と同じような立場にある人が少なくないと思います。
「正攻法で行っても負けるし」的な。

なので、「新しい手法」には敏感に反応されていると思うのですが(正しいと思います!)、
一方で気をつけなきゃいけないのは、「手法」はあくまで「手法」であって、
「その手法自体が自分の身を守ってくれるものではない」ということと、
「まだ何者でもない自分が選んだ打ち手は、誰にでも選べる」ということを忘れてはいけません。

「絵本の無料公開」を全員がすると、生き残るのは「クオリティーが高い絵本」で、
「プロセスの販売(プロセスエコノミー)」を全員がすると、生き残るのは強者です。

全員が銃を持った銃撃戦が始まると、兵隊の多い国が勝つのは火を見るより明らかで、
クオリティーを後回しにして、「無料公開」や「プロセスの販売」を秘伝の必殺技のように捉える人は
見事にくたばっていきます。

今日の話は、この延長です。