>>725続き)
 
んでもって、今日の本題はここからです。
 
今回、田村Pが(西野に1秒も確認をとらずに!)オファーを断った理由は、
とてもとても納得のいくものでした。 
お断りした仕事なのであまり具体的なことは言えないのですが、田村Pの言い分を端的に言うと
「今の西野がそれをやっても、これまでの仕事からトーンダウンするだけで、西野のメリットがありません。
すみませんが、そこに時間は割けません」です。
#だったら居酒屋堤下なんかに出るな
 
今回、お断りした(お断りせざるをえなかった)オファーというのは、
99.9%のクリエイターさんが生涯をかけて望んでも受け取ることができない大きな仕事で、
きっと、先方さん(断られた側)も少しビックリされたと思います。
 
同時に僕は、いろんなことを考えてしまいました。
 
19歳~20歳の頃から、毎日毎日、「昨日よりも大きな挑戦」を繰り返し、
それなりの結果も出し続けた果てには、「もう戻ることができない場所」がありました。
過去のサロンの(日曜日の)投稿でも、
「普通の人の幸せは諦めざるをえない」的な記事を書かせていただいたのですが、
諦めなきゃいけないのは「普通の人の幸せ」だけじゃなく、「仕事」だってそうだった、と。
 
こんなことは今に始まった話ではないのですが、昨日は、お断りしたオファーの大きさから、
「そうか。僕は、この仕事もできなくなったんだ」と思ったんです。
 
くれぐれも言っておくと、後ろ髪を引かれているわけではありません。
仮に田村Pから相談されていたとしても、田村Pと全く同じ理由で断っていました。
 
あと、(文章だと伝わりづらいですが)感傷的になっているわけでもありません。 
「頑張れば頑張るほど、帰れない場所が増える」という世の理を再確認したというだけの話です。
「あ。そうだった。この世界は、そういうルールだった」と思い出しただけの話です。