>>828続き)

「いやいや、皆が建てて欲しい家って、何よ?」
という方がいると思うのですが、これ、今、自分達が実験しているところで、
町の世界観を統一すると、そこに住んでいる人や、その町を愛している人からすると、
その世界観に合う建物は増えて欲しいので、やっぱり、応援するんですね。

たとえば、日本昔話に出てくるような「茅葺き屋根」で有名な白川郷に、
「予算が無いから」という理由で、総二階建てのプラスチックみたいな家を建てられたら嫌じゃない?
「だったら、白川郷や白川郷の景観を愛している皆で1000円ずつ出し合うから
 『茅葺き屋根』にしませんか?」と提案しません?
白川郷は、あくまで「たとえ」ですよ。

町の景観を守る為の補助金みたいなものを、個人で出し合う形になる。
実際、僕の地元では「えんとつ町風の建物を建てるなら」という応援の集まり方をしているんですね。

┃実際 僕、どことは言わないですけど、
┃地元にですね、ある建物が建つ時に、
┃外観のお金、僕が出してるんで(笑)。
┃あの、僕が住む家でもないんですけども、
┃ちょっと応援させてくださいっていう。
┃そういう外観になるんだったら、こっちは嬉しいんで。
┃通り道にさぁ、そういうイイ感じの建物が、
┃世界観に合うような建物が出来たら、
┃僕も嬉しいんで、ちょっとお金出させて下さいっていう事で、
┃ちょっと出させてもらったりしてるんですけども。

みたいな感じで、家を建てる時に「皆の取り分」も少し考えて、
自分の負担額を減らす(家代をシェアする)…みたいなことも選択肢の一つに入れておく。
とにもかくにも、これまでの考え方が通用しなくなってきました。

(*終わり)(*罫線引用部はVoicyより)