>>889続き)
 
[17:45]《NFTのロイヤリティー(?)騒ぎの内容がよく分かりません。優しく教えてください》

たとえば、ある作品がAさんに100円で売れたとするじゃないですか?
そうすると作者の元には当然、100円が入るよね?
 
NFTというのはココからが面白くて、AさんがBさんに、その作品を120円で売ったとする。
「転売」と呼ばれるヤツです。
その時、120円の(たとえば)10%が作者に入るんです。
BさんがCさんに150円で売ったら、またその150円の10%が作者に入る。
 
この転売時に発生している10%(転売手数料)を「ロイヤリティー」と呼ぶんだけど、
こういう仕組みになってるので、作者からするとNFTに関しては「転売」してもらった方が嬉しいんです。
「転売、アカン!」というこれまでの世界観とは真逆なんですね。
 
ところが、ここに来て、作者にロイヤリティー(転売手数料)を払わなくてもいい市場がポコポコ出てきて、
「買う側」からすると、ちょっと安く買えたりするもんだから、その市場が人気なんです。

ただ、作者からすると、その市場で自分の作品が売り買いされても、
ロイヤリティー(転売手数料)が入らないもんだから、
「おいおい、ちょっと待ってよ!」となっているのが今です。
ただ、「作者にロイヤリティーを支払おうよ」と言っている市場もあって、
なんなら、そういう市場を「自分達で作っちゃおう」という動きもあって…「さぁ、どうなる?」といったところ。
 
作者にロイヤリティーが支払われない少し安い市場と、
作者にロイヤリティーが支払われる少し高い市場が並ぶ世界線で、
作者がやらなきゃいけないことはシンプルで、
「愛される作品(応援される作品)を愚直に作って、作者・作品ファンを作ることだと思います。

投機筋は安く買って高く売ろうとしますが、ファンは応援になるように買おうとするので。
難しい話じゃないです。