キングオブコント初回といえばホームチーム檜山が目撃した関西芸人

これは余談だが、第1回キングオブコントの準決勝で敗退した芸人100人の中に僕も入っていた。
どことなく客席は知った顔が多いので、お祭りのようにみんな楽しみながら審査をしていたが、僕の隣にいた、ある関西弁の芸人のせいでとても気分が悪くなったのを覚えている。
名前を出すのは控えるが、審査中自分がお世話になっている大阪の芸人に対しては「めっちゃおもろい」「さすがやわ~」など褒めちぎり、関東の芸人が出てくると、ネタ中にも関わらず、「何がおもろいねん」「この笑いわからんわ」などと周りの芸人にわざと聞こえる声で言っていた。
その芸人の後輩たちは愛想笑いをし、なんとなくどちらに点数を入れるかを強制されていた感じもあった。僕は同じ事務所でも後輩でも無いので、逆にその芸人が「何がおもろいねん」と思うほうに点数を入れた。
後で調べてわかったことだが、僕らと同期の芸人だった。同じ芸歴でこんな事をするのかと、がっかりした記憶がある。