>>513続き)

今後もファンタジー作品が生まれる度に、「架空の町」は生まれ続けるので、ネタが切れることがない。
当然、それをコレクションしたい人は出てきます。
「俺、『えんとつ町』と『円都』持ってんねん」という風に。

さて。今日の話は、ここからです。

「登場人物の身分証明証のNFT」にしても、「架空の町のNFT」にしても、
これ、個々でやってしまったら何も面白くない(全然大きくならない)んですね。

理由はシンプルで、「コレクターは、ショウケースに並べる作品の規格を合わせたいから」です。
自分の部屋のショーケース(棚)にミニカーを並べるなら、『トミカ』なら『トミカ』、『TAMIYA』なら『TAMIYA』で、
一つのメーカーのミニカーでショーケースの世界観を統一したい。
バラバラだったら集める気にならないんですね。

つまり、バラバラに出してしまうと、「その作品のファン」しか買わない。

『えんとつ町』のファンが、「ドット絵で描かれた『えんとつ町』」を買ったから、
次はその隣に「ドット絵で描かれた『円都』」が欲しくなる。
この流れです。

今、皆、自分なりのサイズや絵柄で自分の作品のNFTをポコポコ出していますが、あれをやると、
自分の作品に興味がない人は取り込めない。
メチャクチャ勿体ないんですね。

それと、NFTを出して運営してみると、すごくよく分かるのですが、
NFTの運営って、めちゃくちゃコストがかかるんです。
CHIMNEYTOWNも専門のスタッフを雇っていますし、昨日は、僕の1日はそれで潰れました。