>>9続き)
 
巷で叫ばれている「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」に効果が無いとは言わないけれど
(言い切れないけれど)、その効果は極めて低く、
「皆、一旦、その方法も試してみたけど、あまり上手くいかなかった」
というのが正しい見立てなんじゃないかと思っています。
 
そして、効果があった稀なケースだけが取り上げられて、「ね、効果があったでしょ?」と言われている。
 
これは占い師の手口と同じで、「当たる占い師」なんて誰でも簡単に作れて、
それっぽい顔で「2024年にちょっと大きめの事故か病気の相が出ています」と言えばよくて、
その人が2024年に何も無かったら占われたことは忘れられるし、
2024年に怪我をしたら「あの占いが当たった」となる。
 
占いは「当たったことしかカウントされない」わけで、「ヤル気がないスタッフをヤル気にさせる方法」も、
それと似たようなもんじゃ無いかなぁと思っています。 
たまたま、ヤル気が出たスタッフを指して「ほらね、効果があったでしょう?」という。
 
これはインパルスの堤下君が言っていたことだったような気がするので、
反論がある人は、僕ではなくインパルス堤下君にぶつけてください。 
 
■採用時に、価値観のすり合わせをしっかりしていくことがメチャクチャ大事
 
ここから先はまぁまぁ耳の痛い話になりますが、これまで、いろんなチームを見てきたのですが、
「結果を残しているチーム(強いチーム)の共通点」というのは、なんとなくあって、
それは「教育の力を過信していないチーム」という身も蓋もないデータ(西野調べ)なんですが、
この時のポイントは「教育は無意味だ」という結論ではないということです。
 
具体的にいうと「育たない人への教育は無意味だ」になるわけですが、つまり、
初めから「育つ人」を採用するのがメチャクチャ大事。