>>112続き)

それこそね、SHOWROOMの前田さんとかね、あとブレイキングダウンの溝口さんとか、
え~、幻冬舎の箕輪さんとか、やっぱりねぇ、見に来られていたんですね。
えんとつ町のプペルに興味があるっていうよりも、そういったエンタメ、そういった熱狂を、
どうやって作ったのかっていう興味だと思います。
それをまぁ、え~、見に来られたんだと思いますけれども……。

で、これはですね、皆さんもよくよく知っていると思うんですけども、
例えば、「俺は西野が嫌いだから西野のヤツは見ない!」っていうスタンスを取っているクリエイターさんって、
数年後に、うっすら真似するんです。うっすら真似すんの。
だけど完全に真似をしちゃうと「西野の真似じゃん」ってツッコまれるから、ちょっと自分なりにアレンジを加えて、
うっすら真似するんですね。
でもアレンジを加えようが何しようが、そんな事よりも、“遅い”んです。遅いの。

で、真似することって全然悪いことじゃないじゃないですか。
良いモノは取り入れたほうがいいんだから、真似することは全然悪いことじゃない、
だけど、“遅い”っていうのは罪なんです。遅いって罪なんですよ。

あの~……何の時やったっけ……絵本の無料公開の時に、僕ね、結構キツめに言ったの覚えてんですけど。
絵本無料公開したらね、いろんなクリエイターさんから、なんか……。
「そんなん良くなーい! 価値がなくなるー!」みたいな。
「お金払う文化が無くなっちゃうじゃないか!」みたいな事言ってて。

お前らアホにも程があるなっていう、これは僕、日本の全クリエイターに、
「ちょっと頭冷やせ!」、で、「ちょっと頭使え!」って言ったんですよ。

で、「無料公開批判すんのヤメとけ」って言いました。
理由は「お前の首が締まるから」です。お前も絶ッ対することになるから! 
で、お前ここで「無料公開良くない」って言ってしまったらば、この波は来てるんだから、
情報には価値がないよっていう波が、あとはもっと言うと、みんながもう知ってるモノしか買わないっていう波が。