>>149続き)

で、その美術館には、まぁ飛行機とかも展示するんすけど、泊まれる美術館みたいなのにしようと思っててね?
で、飛行機…旅客機ですね、YS11っていう旅客機も置くんですけども、
大きな作品もいくつか置くんですね、美術館だから。
デケぇ…例えば、今なんとなく考えてるのは、ボトルジョージっていう作品を今、コマ撮りアニメーションの
作品を今作ってるんですけど、で、そこで「チャコ」っていう女の子がいるんですけど、
4メートルぐらいのチャコ作りたいなと思ってるんです。好きな…デカいモンそもそも好きだから。

で、じゃあ、そこに4メートルのチャコを展示するじゃない。
そうした時に、欲しい人いるでしょ。これ欲しいな、と思う人いる。
だけど、4メートルのチャコなんて持って帰れないじゃない。
それが買ったとして持って帰れないでしょ。家に置けないでしょ、そんなモノ。
…どころか、それこそそれはサロンの方に書いたんですけども、あの、アート作品って家に飾るよりも、
人目に付くとこに飾ってたほうが、価値が上がるんすよ。

…っていうのは、それは「夢と金」って本に書きましたが、ま、いろんな値付けというか、価値の付き方ありますが、
ひとつにね、やっぱりあの~、「認知度マイナス普及度」っていう計算式があると。
つまり沢山の人が知っているけれども、1個しかないみたいな。

つまり「モナリザ」だってさ、5人が知ってて1個しかないモナリザと、70億人が知ってて1個しかないモナリザだったら、
これ70億人が知ってる方が、モナリザ1枚のさ、価値は上がるわけじゃない。
「知る人ぞ知る」っていうよりも、「みんなが知ってる」の方が価値が上がるわけじゃない?

…って考えると、アート作品って、自分ちに置いてるよりも、みんなが見る場所に置いてたほうが、
価値上がるじゃない。認知がドーンと、ズーッと稼がれるわけだから。
自分ちだったらさ、自分しかさ、使わないからさ。
もうその作品があることすら世間の人が知らないみたいな感じだけど、美術館とかだったらさ、
みんなが見に来るわけだからね?