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人気YouTuberさんが抱えるジレンマ
2023年11月14日

■「共感をとるか? 創造をとるか?」という話
 
今日の話のエビデンスは「西野亮廣の勘」なので、決して鵜呑みにはせず、話半分で聞いてください。
「今、こんなことを考えていて、この先、こうなるような気がしています」というだけの話です。
 
僕はよく「共感」と「創造」の話をします。
「共感をとるか? 創造をとるか?」という話です。 
圧倒的な創造が共感を生むことは稀にありますが、それは本当に「創造」で突き抜けた時のレアケースで、
情報を発信する側からすると、「共感」と「創造」が共存することってあまり無いんです。
 
「共感」を取りにいっちゃうと、「多数を取りに行く」ということだから、どうしても、そういったコンテンツに寄ってしまう。
極端な例で言うと「不倫した芸能人に一言物申す動画」とか。 
たしかに再生回数は回るのですが、そこに「創造」は無くて、
それが資産となって5年後に爆発する…みたいなことはあまりない。
 
一方で「創造」に振ると、多くの人は「他人のクリエイティブなんて知ったこっちゃない」が本音なので、
再生回数やら閲覧数がガクンと下がっちゃう。 
「好きな人は好き」という、極めて身内っぽい人達からの共感を集めて、そこからは伸びない。
 
■『映画 えんとつ町のプペル』の約200万人動員は「創造」の力が大きかった
 
だけど、冒頭申し上げましたが、そういった「創造」がバコーンと突き抜けた時に、
「共感」を取りにいった時以上の「共感」を得られることがあります。 
僕の話をすると、『映画 えんとつ町のプペル』は約200万人を動員しましたが、
僕個人にこれだけのお客さんがついているわけがなくて、ここは「創造」の力が大きかったように思います。