>>604続き)
 
■厄介なのが「今あるモノを捨てて創造に全振りする方が難しい」という問題
 
話がアッチコッチに飛んじゃって申し訳ないですが、次に「共感」の話もさせてください。
 
先日の放送で、アメリカのAIのトップチームとのやりとりを紹介させていただきました。 
フォロワー数や、再生回数に興味の針がいっていなくて、「何を創っているか?」「何が創れるのか?」…
つまり、創造(作品やパフォーマンス)のみがコミュニケーションツールになっている世界線であったと。
 
これには心当たりがあって、先日、海外戦に興味を持っている人気YouTuberさんとお話しさせていただいたのですが、
「日本でYouTubeの再生回数を狙いに行けば行くほど、世界から興味のない人に向かってしまう(世界が遠のく)」
というジレンマを抱えられていたんです。
 
厄介なのが
「何も持っていない段階から創造に全振りするよりも、今あるモノを捨てて創造に全振りする方が難しい」
という問題です。
 
「このまま活動を続けていけば、どんどん創造できない自分になっちゃう」とおっしゃっていて、
表裏一体だなぁと思いました。 
 
■創造と共感、どちらをとった方がいいのか?僕の答えは…
 
で、ここからどうなるか?
 
「創造をとった方がいいのか? 共感をとった方がいいのか?」という問いに対する僕の答えなんですけども、
正直に言うと、「わからん」といったところです。
 
というのも、AI技術がこれだけ進歩すると「共感」を選んだ人でさえ、ある日、突然、
圧倒的なモノを創造できてしまうので。