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■どこまで機械にお任せするか?

CHIMNEYTOWNの若手がパソコンのことを「機械」と呼ぶのですが(明治生まれかよ!)、
僕的には、その呼び方が結構気に入っているので、そこを少し見習うと…DXが叫ばれる今、
「機械がやってくれる仕事は機械に任せて、人にしかできない仕事を探そう!」
という運動が盛んになってきています。

『キンコン西野の家』なんかは、ついに「人件費ゼロ円で回す」を実現して、今日も地元に貢献してくれています。
それが可能になったのも、「すっごく進化したネットショップ」や「スマートロック」のおかげで
(※SECOMや防犯カメラもスマホ管理)、あとは、コミュニティーのおかげ。

「この問題は、ITでクリアしよう」
「この問題は、IP(人気キャラクター)の力を借りてクリアしよう」
「この問題は、コミュニティーでクリアしよう」
「この問題は、人間が持ち合わせている『自主規制』というシステムでクリアしよう」
といった感じで、一つずつ問題を解いていった結果で「人件費ゼロ円」を実現しました。

さて。オジサンたちは余計な人件費を削る為に、「デジタル化だー!」「DXだー!」とワーワー言うとりますが、
その一方で、今年の夏には『従業員の人員不足により、しばらくの間はセルフレジを封鎖致します』
という怪文書がTwitter村に出回りました。
とあるスーパーのレジコーナーに出されていた看板の画像です。

たしかに、スーパーのセルフレジコーナーには、「セルフレジのサポートスタッフ」が立っていて、
セルフレジに戸惑っているお婆ちゃん達のサポートをしてくださっています。
それ自体は本当に優しい話なのですが、「だったら、普通のレジで良くね?」という疑問が残ります。

僕らは、この「レジ」と「セルフレジ」のような、①「人のコスト」と②「機械+人のサポートのコスト」を
天秤にかけなければなりません。時々、②の方が高くついている場合があるので。
これ(②が高くつくこと)を僕は『不合理なシステム化』と呼んでいるわけですが、ココは意外と陥りやすい部分なので、
よくよく気をつけておいた(スタッフ間で目を光らせておいた)方が良さそうです。