>>656続き)
  
■ブロードウェイ戦に必要な「兵站」とは
 
さて。そんな感じでジワジワと話を進めているブロードウェイ戦ですが、今日は
「ブロードウェイで戦う上で押さえておかないといけないこと」についてお話しさせていただきたいと思います。
 
「いやいや、私、ブロードウェイで戦う予定無いんですけど」という人がほとんどだと思うのですが、
「知らないことを知る楽しさ」を知って、酒場の話のネタに使ってください。
 
これは何年か前にオンラインサロンのメンバーさんに話したことなんですけども、
昔の戦争って戦地の指揮官の采配とか軍隊の士気、そもそもの兵力、
『信長の野望』や『三国志』といったゲームで育った人からするとお馴染みの
『兵糧』が戦の勝敗を決めていたんですけども、第2次世界大戦あたりから、
必要な物資と兵隊を戦地に送り続けることができる国が勝つようになったんです。
 
要するに、戦争は「現地決戦」から「補給戦」になったわけですね。 
戦に必要なモノを生産して、現地に送り続ける、この一連の動き(仕組み?)のことを
「兵站(へいたん)」と呼んだりします。
 
自分達はブロードウェイに仕掛けに来ているわけですが、まさか一発でスパーンとは決まらないんです。 
チームメンバーを揃えるのも本当に苦労したし、心が通じるまでにもメチャクチャ時間がかかったし、
日本語の脚本を英語に直すのも、実は2~3回失敗してるんです。
 
1回目は、ほぼ直訳に近いモノだったんですけども、それだと伝わらなくて…
でもだからといって翻訳家に任せきってしまうとハチャメチャなものが出来上がってしまう。
 
なので、翻訳(アダプト)してくださるスタッフと何度も何度も飲みに行って、
意見を交換して、それだけの合宿をして、ナンジャカンジャで10ヶ月ぐらいかかって、
ブロードウェイ版の脚本が完成しました。