>>841続き)

だからそれは、僕らの会社では絶対に許さないんですね。なんなら一発アウトぐらい。
まぁ会社ですから簡単にクビには出来ないですけども、プロジェクト単位ではクビに出来るんで。
「このプロジェクトから外れて下さい」っていうのは全然出来ちゃうんで。僕らのエンタメのお仕事っていうのはね。
だから結構、ウソをついたら一発アウトなんですよ。

でも、ときどきウソをつく人がいるんですね。
で、今日のテーマは何かっていうと、ウソは良くない事だって分かっているにも関わらず…
みんなそれは分かってるわけじゃないですか。ですが、人はウソをついてしまうと。

何かこう、保身とかね? 何か追い込まれた時に、身を守る術(すべ)として多分ウソをついていると思うんですけれども。
もうちょっと深いテーマで話をすると、なぜ身を守る時の術が「ウソ」なんだ、っていう事なんですよ。
みんななんでウソをつくのっていう話を聞くと、「救われたくて」「身を守りたくて」っていう、保身ですと。
それでウソをついてるって言うんですけど、なぜ保身のための手段が「ウソ」になってしまうんだっていう所なんですね。

僕ね、保身の時の手段がウソっていうのは、一番最低な手だと思っていて。
ウソで逃れようっていうのは、あらゆる手の中で一番最低の手だと思うんですけど、
結果、皆さんも経験してると思うんですけど、まぁまぁ、いい展開になった事ってあんま無いと思うんですね。

で、訊いたんすよ、スタッフに。「なんでウソってつくの?」っていうふうな事、訊いたんすよ。
で、まず、「俺、ときどきウソつかれる事あるんだけど」っていう話をね、
後輩のベェくんっていう子と移動中に、相談したんですよ。相談っていうかそういう話をしてたんですね。

で、あの~……。
まず、西野亮廣にウソをつく時に、まず覚悟しなきゃいけないのは、
今から騙さなきゃいけない相手は西野亮廣だぞ、という事です。
取って付けたウソで、西野亮廣を騙し通さなきゃいけないっていう。あるいは、逃げ続けなければいけないという。
まずここを、絶対覚悟しなきゃいけないですよね。