>>863続き)

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▼女王ネズミ「ホーラ」について。

ナギは植物なので100年前と見た目に違いはありませんが、ガスの「老い」や、
ナギの弟分達の成長から分かるとおり、千年砦では、やはり時間が進んでいます。

そんな中、千年砦の時間の番人『ホーラ』は、もう何万年も前から千年砦を見続けてきて、今も生きています。
これまでは「ご長寿のお婆ちゃんネズミ」をイメージしていたのですが、いっそのこと
「時間が止まっている存在(老いない存在)」にしちゃった方が良さそうだなぁと思いました。

そう考えると…ルビッチ同様「外の世界から迷い込んできた人間」とするのが良いのかなぁと。
※ルビッチが千年砦にいた間、現実世界の時計は1秒も進んでいない。

ホーラは大昔に千年砦に迷い込んで、帰ることを拒んだか、
あるいは返り方を忘れた(帰れなくなった)かして、
悲しみにうちひしがれてた時に唯一相手をしてくれた「ネズミ達」の長として、
そのまま千年砦に棲みついた……とすれば、
ホーラが帰らなかった(帰れなくなった)理由に物語性が出て、面白いんじゃないかなぁと思いました。

ちなみに、ホーラの凄みを出すために、ホーラの両脇には用心棒たる巨大ネズミが立っていると良いかも。

2022年11月19日 西野亮廣

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