>>9続き)

でも、まぁ、普通に考えて、みんな「いいね」が欲しいし、フォロワーを増やしたいし、
大人になってからの友達を作れるなら作りたいじゃないですか?
それには「発信」は必要不可欠で、「良い発信をさせてくれる箱」のニーズが上がるのは、
SNSが始まった日から決まっていた未来だと思います。
 
■いろんな問題が解決して、多くの人が…

 
そんなこんなで、先日、幕張メッセでおこなった『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』ですが、
大トリを務める『バンドザウルス』のダンサーになれる権を(躍りが苦手なオジサン限定で)5万円で販売したところ、
45枠が即完だったんです。
 
幕張メッセのステージに立つ機会なんて基本的には一生無いから、皆、ここぞとばかりに手を上げたんです。
 
これ、面白いのが、ステージに立つ人(出演者)が5万円を払っていて、
お客さんが「大人=5500円、中学生以下=500円、未就学児=無料」という、逆転現象が起きているところです。
 
役割が多い方が値段が高くなっているわけですが、10年前に比べて、ここが遥かに強くなっている印象を受けます。
 
考えられる理由は、10年前は「承認欲求を満たしたい」の一本だったのに対して、
今は、それに加えて「いろんな問題が解決して、多くの人が役割を失ってきている」というのがありそうです。
言い方を変えると、「この世界に自分は必要なんだ」と思える機会が減ってきている。
 
なので、このラジオをお聴きのエンタメ屋さんは絶対にココを押さえておいた方がいいです。
次に爆発するエンタメは間違いなく、「あなたが必要だ」と言ってくれて、お客さんに役割を与えてくれるエンタメです。
これは間違いない。