>>486続き)
 
このうち「誰に届けるか?」の「誰」が明らかになっていないと、何を届ければいいか明らかにならないし、
どう届ければいいか明らかにならない。
「ターゲットは20代男性」と言われても、金持ちも貧乏もイケメンもブサイクも高学歴も低学歴も
明るいヤツも暗いヤツもいるわけで、「20代男性」だけでは、何を届ければ喜んでもらえるか全く分からない。
 
なので、この「誰に届けるか?」の「誰」をより詳しく、より鮮明に知る必要があって、
マーケティングの世界では、これを「顧客理解」と言ったりします。
 
「顧客理解のフレームワーク(顧客を理解する為の考え方)」は、
検索すれば素晴らしいものがいくらでも出てくるので、ここでお話しするつもりはありません。
 
そして、繰り返しになりますが、マーケターの方が凄く凄く「顧客理解」を重要視している理由は、
やっぱり「顧客を理解しないと『何を届ければいいのか?』『どう届ければいいのか?』が分からないから」で、
「だから、顧客のことを理解しましょうね」というメッセージに着地するわけですが、
それも検索すれば、マーケターの方が懇切丁寧にお話しされている記事や動画が出てきますので、
僕がここでお話しすることではないと思っています。
 
今日は、それとは全く別角度から(別の理由で)「顧客を理解しておいた方がいいよ」というような話をしたいと思います。
 
■ゼロ距離で話を聞いていると分かること
 
ありがたいことに僕は業界の一線で活躍されているクリエイターさん達とお仕事をご一緒させていただいております。
来週からまたニューヨークに行くのですが、ニューヨークでも本当に素晴らしい才能と実績を持った
クリエイターさん達とお仕事をご一緒させていただいております。
 
一方で、僕は全国各地で講演会もしておりまして、講演会終わりは各地のサロンメンバーさん達と飲み会をしています。
今も『ボトルジョージ』のクラウドファンディングのリターンで、講演会主催者さん限定で
「西野亮廣を囲む飲み会を開催できる権」みたいなのが出ていて、そこで、連日のように酒に溺れています。