>>688続き)
 
で、ちょっと気になって調べてみたら、この「姫路文化祭」って毎年1万人以上の観客が
集まっているそうなんですけども、毎年5000人が出演者として参加しているそうです。
 
つまり、「出演者の家族や身内しか呼べていない」というのが実情で、
だから出演者の身内でもない姫路県民は「姫路文化祭」のことは知らないし、
当然、県外の人間はもっと知らない。
 
「姫路文化祭があるから姫路に行こう」とはなってないのですが、
そのイベントに姫路市の財布から毎年1200万円が出ていて、
今回、姫路市の事業見直しの対象になった…という感じです。
 
市の財政って無限にあるわけじゃないから、当たり前ですが、どこかに使うと、どこかに使えなくなるんですね。
 
たとえば、市が、市民の声を受けて「子育て支援を頑張る!」と決めたらば、
その子育て支援のお金をどこからか引っ張ってこなきゃいけない。
 
そうなってくると酷だけれど「売り上げを作っていない事業」が切られるのは仕方のない話で、
これ、市長とかは、また次の選挙で票を集めなきゃいけないから(市民の感情を逆撫でしたくないから)
絶対に言えないけれど、だけど市長の本音は、(株)姫路市の経営者の本音は、
「続けたかったら、売り上げを作ってください」で、それ以上でもそれ以下でも無いんです。
 
売り上げさえ作ってくれれば、あるいはそのイベントをやることで県外からのお客さんを
たくさん呼び込んでくれさえすれば、来年も再来年も続けられるんです。