>>722続き)

でも、それが「リーダー」なんです。
 
『ミッキーマウス』を作ったのはウォルト・ディズニーじゃないし、
風の谷のナウシカの『巨神兵』の原画を描いたのは宮崎駿じゃありません。
 
だけど、ウォルト・ディズニーの元でしか『ミッキーマウス』は生まれなかったし、
宮崎駿の元でしか『巨神兵』は生まれなかった。 
ウィルト・ディズニーや、宮崎駿が、「託したい人」だったから、時代の天才達が、その才能を託したわけですね。
 
今回の大阪公演が少し複雑なのが、プロジェクトの参加者の中には
「西野さん関連のプロジェクトだから」「プペルだから」が間に挟まっていて、
その向こうにいる演出家やプロデューサーが受け口になっている。
なので、「それなりの覚悟でやってください」となるわけですね。
 
名のある人達は皆、仕事には困ってないので、プロジェクトに参加する理由は
「あの人がやるから」か「面白そうだから」しかありません。
 
そして、自分が参加するからには、
自分の名前が「集客」や「プロジェクトのブランド」に使われることも分かっています。
下手なことをされると、自分の名前が前に出て、自分のブランドが落ちることも分かっています。
 
今回の大阪公演の場合だと、いくらプロデューサーのJさん(IMPRESS合同会社さん)のプロジェクトだろうが、
たとえば、集客に失敗したり、スタッフの皆様への杜撰な対応があったりしたら、
Jさんの名前が前に出ることはなく、「キンコン西野の~」とか、「『えんとつ町のプペル』で~」が前面に出て、
僕やプペルの信用が失落します。