https://salon.jp/articles/nishino/s/YpF2PoKmsz4
(※一年前のサロン記事)

人の上に仕事がある
投稿日:2022.12.09

おはようございます。
昨夜、東京キネマ倶楽部で散々呑み倒した後、酒場を三軒ハシゴしたキングコング西野と「人間の終わり」です。
#3軒目は1軒目の店に行きました

さて。今日は『人の上に仕事がある』という松下幸之助みたいなテーマでお話ししたいと思います。
さっそく本題です。

■家族のように付き合う

この仕事をしていると、「チームの結果が、そこで働く『人(スタッフ)』以上に大きくなることはない」
ということを思い知らされます。
時々、時代に味方されてマグレ当りはあるけれど、人が育っていないと、マグレ当りに耐えきれず壊れてしまう。
#駆け出しの頃のキングコングがそうでした

ニューヨーク(ブロードウェイ)のキャストやスタッフと仕事をしていると、
「やっぱり、人だよな」と思わされることが本当に多いです。
というのもブロードウェイでは「ユニオン」と呼ばれる組合があって、役者のギャランティーや労働時間は
キッチリ(ほんとにキッチリ!)と守られているんです。
「居残り(お情け残業)」みたいなものは許されず、時間になるとキッパリと終わります。

「リーディング公演(本読み公演)」では、稽古から公演までの合計時間で、
キャストさんのスケジュールは切られていて、僕らはその中で、作品を仕上げなければなりません。

…という環境で、メチャメチャ大きいのは「飲み会」です。
ここはキャストさんの「趣味の時間」であって、労働時間にはカウントされません。