>>915続き)
 
僕がとっている形は、「アーティストVISAを取得して、何度も通う」ですが、飛行機代だけでも
往復50万円とかがかかったりして、そこからホテル代やら何やらかかってきます。
 
現地のクリエイターと一緒に脚本・演出・音楽を詰めていく作業は一朝一夕ではなく、
やはり、何度も何度も通わなければいけません。 
その都度、飛行機代がかかり、ホテル代がかかり、何より、アメリカのスタッフを雇うお金がかかり続ける。
 
昨日のオンラインサロンの記事では、ブロードウェイ戦にかかる予算を1円単位で共有させていただきましたが、
スタートに立つまでに、田舎に一軒家を三軒建てるぐらいの予算がかかります。
 
で、これはビックリする話なのですが、来年1月18日と19日に僕らは劇場をおさえて、
投資家や関係者向けのリーディング(台本を持ちながらの)公演をおこなうのですが、
劇場なので、ここには一般客も入れていいのですが、お金をいただいちゃダメなんです。
 
つまり、決して安くないお金を支払って劇場公演をおこなうのですが、売上は一円も作れません。
 
ブロードウェイで本腰入れてやる時に最初に「お金はありますか?」と聞かれるんです。 
「お金が用意できなければ、挑戦すらさせてもらえない」という世界線です。
 
「いやいや、どうにか手弁当でいけるだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、違うんです。 
昨日もお伝えしたとおり、コチラは「ユニオン(労働組合)」がシッカリしていて、
「それをやりたいのならば、このスタッフを二人以上雇ってください」という決まりがある。 
「そのスタッフに具体的な仕事が無くても」です。 
雇わなきゃ、始められないんです。