>>173続き)

■なんで、アパレルなの?
 
アパレルブランドを立ち上げようと思った理由は二つです。
 
一つ目は、「お客さんがAIで作った肉活タオルのイメージキャラクター(人間)がシンプルにカッコ良かったこと」。
これは大きかったです。 
デザインを自由(無制限)にしてしまうと、ブランドとしてまとまりが無くなりますが、
「恐竜×ファッション」という“縛り”が上手く機能していたのです。
 
縛りが強ければ強いほど、個性が出る一方で、一人のデザイナーを強烈に苦しめることになります。
いわゆる「ネタ切れ」ですね。 
ところが、そこをAIに任せてしまえば、無尽蔵にアイデアが出てくるわけですから、
「縛りが強いブランド×AI」というのは、ものすごーく相性が良い。
というか、AIでしかできないことをやっているので、イイ。
 
アパレルブランドを立ち上げようと思った理由の二つ目は、今なら「売らないブランド」を作れるから。
 
サステナブル(地球環境保護)を突き詰めていくと、「作らない」「売らない」という答えに辿り着くわけですが、
それだと「ファッション」という娯楽が無くなってしまう。 
地球の為に、人生から娯楽を無くすぐらいなら、人間なんて存在しない方がいいわけで…
理想を言えば「娯楽(ファッション)を残して、地球に優しく生きる」ができれば、それが一番イイ。
 
ファッションを作る以上、「素材」は確実に発生します。
込み入った話をすると、そこで働く人達の給料も用意しなきゃいけないので、何かしらを売らなきゃいけない。
 
そんなことを考えていた時に「AI」という選択肢がポンッ!と飛び込んできました。