>>274続き)

走らせてみて思うのは、「AIを差し込むだけではどうにもならない」ということ。

たとえば、「AIで描いた絵をNFTで出す」だけでは、そのNFTに価値が発生しません。
そこには“裏付け”のようなものが必要で、『CHIMNEY TOWN Landscape』であれば
『えんとつ町のプペル』(絵本、映画、ミュージカル)が、『BAND SAURUS』であれば「面白いアプローチ」が、
それぞれの価値を担保しています。

なので(昨日お伝えしたとおり)、「バンドザウルスがNORA美容室で個展をする」というスットンキョウなアプローチは、
やっぱり正解で、バンドザウルスは常にそういったネタを世の中に投下し続けなきゃいけない。

ちなみに、NORAさんでやらせていただくバンドザウルスの個展の名前は『NORA SAURUS』で、
さっそく、個展のロゴが完成しました。
#下に貼っときます
https://i.imgur.com/eEwmmIO.jpg

今後、「AIで描いた絵をNFTで出す」というアプローチは他でも見られるようになると思うのですが、
「AIで描く絵は素晴らしいけれど、AIで描いた絵に値段がついているわけではなくて、現象(ノリ)に値段がついている」
ということは忘れてはいけません。
 
■n対nの世界の現在地
 
もともとは「1対n(多数)」だったものが、SNSや動画メディア、ついにはAIが出てきたことによって、
国民全員がクリエイター(発信者)となり、すっかり「n対n」の世界になりました。
一人の歌姫を皆で眺めるのではなく、『一万人の第九』よろしく「全員クリエイター、全員オーディエンス」の世界です。

この時代の勝者は「歌姫」ではなく「第九」です。
僕らは、皆が参加できる(参加したくなる)ゲームを創造しなくてはいけません。
#TikTokの中で起こっていることなんてまさに