>>446続き)

収録終わりに呑みに連れていってもらって、そこでも「あそこのフリ、こういう感じで返した方が良かったかなぁ?」と、
その日のコントの振りかえり。

TKOさんが『キング・オブ・コント』に出られた時は、僕はテレビにかじりついて、
そこで爆笑をかっさらっているお姿を見て、自分のことのように喜んだことを覚えています。
「どんなもんだい!」と(笑)
#お前は何もしてねーだろ

きっと僕は木下さんのファンだったんだろうな。

少し前の話になりますが、世間から干され気味になっていた木下さんを
『スナック西野』にお呼びしたことがありました。
その時、木下さんはトークを遮って「西野とコントをしたい」と言ったんです。
「こんな流れでコントをしてもウケるわけねーだろ。相変わらずヘタクソだな」と思った一方で
(※口にしたかもしれないw)、「コントがしたいんだな…」と思いました。
コント師だもん。そりゃそうだよな。

公開処刑にヨダレを垂らす世界なんてちっとも面白くないし、
セカンドチャンスが無い世界なんてちっとも面白くないし、
木下隆行の才能を簡単には終わらせようとする世界に僕は用がありません。

宮迫さんもそうだし、木下さんもそう。
あの人達はフォワード(絶滅危惧種)だから、まわりがバスを出さなきゃいけない。
まわりが出番を作ってあげなきゃいけない。

パスさえ出せば確実に点を決めてくれるんです。これまでもずっとそうでした。
たったパスを出すだけのことで笑い声が降れば安いもんで、大好きな先輩が板の上に帰ってくるのなら、
いくらでも頑張れます。