>>507続き)
 
ならば、オーバー30のオジサンオバサン達はどうすればいいのでしょう?
新規顧客獲得は潔く諦めた方がいいのでしょうか?
 
いえいえ。そうじゃありません。
 
「新規顧客獲得」というと皆すぐに下の世代に目を向けますが、日本最大のマーケットは団塊ジュニア世代で、
20歳~24歳の人口「287万人」に対して、45歳~49歳の人口は「471万人」。50代の人口もレベチ。
新規顧客獲得のハードルが低いのは、明らかにその世代で、
踏み込んだ話をすると、お金を持っているのもその世代です。
ここを狙わないのはナンセンスで、もっとオジサン達に身体を向けて、
オジサン達のニーズに耳を傾けてみるのはいかがでしょう?
 
そして、そこで終わりにはしない。
オジサン達からいただいたお金を、今度は「子供達」に使う。
「子供達」からはお金をいただかない。絵本ギフト(支援NFT)などが、まさに。
  
当たり前ですが、この子供達は10年後、確実に10代になっています。
オーバー30が10代の子達に発信を届けるのはなかなか難しいですが、
「10代の子達が、子供の頃から慣れ親しんでいるもの」を届けるのは、そこまで難しくない。
ポケモンで育った子達が「ポケモンGO」にハマったりするあの感じ。
 
10年後を見据えて、「自分」と「ボリュームゾーン(団塊ジュニア世代)」と「子供達」の三角形を作り、
漁業的(魚を取る)なアプローチではなくて、農業的(種を植える)なアプローチで攻めた方が、
筋が良いのかなぁと思っています。

くれぐれも、この打ち手が新規顧客の全てではありません。シンプルに10代~20代を狙いにいく方法もあるでしょう。
ですが、頭の片隅にでも、「10年後のお客さんを取りに行く」という選択肢を置いておいても損は無さそうです。
一度、チームの皆で話し合ってみてくださいな。
 
現場からは以上です。