画期的というと、著者は、1980年代になって女たちの間から、「男社会」という言葉が登場してきたのは画期的だという。
〈女達が持ち出した定義の中で一番すごいのは、この三文字でしょう〉とまでいう。その発見は「空前絶後」だとも。

 どこがどうすごいのかというと、
〈「女にも社会参加させろ!」と言って、参加はしたけれども、なんだか思い通りにはならない
──それを自覚して、「ここは男社会なのだ」と思ってしまえば、「じゃ、言うことは聞かない。聞く必要はない。どこまでも自分の思う“正しさ”を押し通すのだ」ということになります。
それは「信念の人」でもあり、また「どうしょうもない頑固者」でもありますが、つまるところは、「あなたの苦手な彼女」の誕生だということです〉
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090116/182990/