日本の出産適齢期女性の平均出産数は2012年、1.41人に過ぎなかった。
少子化は日本の総合的国力、社会構造、経済発展、人材育成に多くの負の影響をもたらしている。子育てを奨励し、促すことが日本の国家発展戦略の重要な一環となったのももっともだ。

過去、「良妻賢母」は代々日本女性の人生目標だった。現代社会でなぜ数多くの日本女性が出産を望まなかったり、わずかしか産まないのか?

まず、戦後日本の伝統的家庭制度の激変が子育て観に大きな変化をもたらした。子育てはもはや家を継ぐのが目的ではなくなった。
そして、日本女性の社会的・経済的地位の高まりは子育て意向に影響している。仕事の機会を重んじ、自己実現を重視する女性が増え、若くして結婚し、出産することで仕事を失いたくないと望んでいる。
90年代以降、就職難、雇用情勢の不安定化、所得減が若者の子育ての選択に影響を与えた。とりわけ過去10年、日本経済は不景気で、所得格差が拡大、「結婚せず子どもは産まない」もしくは「結婚しても子どもは産まない」傾向が若者に広がっている。

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