>>287

日本がずっと処女に価値を見いだしていないというのは明らかな間違い。

明治中期〜昭和初期では当時の読売新聞の身の上相談にもあるように、
「自身が処女でなかったら旦那の浮気もやむ無し」と紙面上で回答されるくらい世論的には(仮に誘導されたものだとしても)重視されていた。

源氏物語にも「非処女が相手では可哀想だ」という記述があるし、
朱子学を公式とした武家やその周辺の一部商人階級も女子の貞操を非常に重視している。

無論、これらはこの半世紀を除く日本の人口の多くを占めた農民階級とは関係のない話ではあるが、
江戸後期には農民にも儒教が広まったこともあり、明治期に繋がる貞操観の萌芽はあったといえよう。