斎藤一人さんは、不思議な霊的な能力を持っている人なのでしょう。
「光の玉」といえば、救世教の岡田茂吉ですが、彼も東京を活動拠点にしていたし、観音信仰・浄霊・健康増進法・光の玉など、斎藤一人さんと岡田茂吉とは共通事項が多く、私の目には二人がオーバーラップして見えます。
一人さんの講演をネットで30本(?)位聴きましたが、物事の本質を鋭く捉えた話が結構あって、私にはためになっています。話し方も上いし、私は彼の話が好きです。
彼の考えを宗教思想として見た場合、気になる点もいくつかありました。
例えば、輪廻。これは本来 神道にも西洋一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)にもない考え方です。転生輪廻はインド機嫌の宗教(仏教など)の思想です。
他に、真我(しんが)という言葉が出てきますが、これは古代インドのウパニシャッドに出てくる凡我一如の思想で使われる言葉(アートマンの訳語)です。
でも、仏教では自我を無くした無我を説くので、真我の考え方は仏教的でないな、と思いました。
私は、高校時代の世界史で凡我一如の思想に触れ、深く納得した経験がありますので、一人さんの考え(大霊:天御中主神、わけ御霊:真我)はいいな、と思います。これは神道の考えなのだろうか。

(長くなるので)今回はここまでにしておきます。

※ カルト云々の話が出ていますが、キリスト教だって最初はカルト視されていて既成宗教(ユダヤ教)から迫害されていました。