在日4世の既婚女性です。
5年前になりますが、私が韓国人だということで、彼(現在の夫)との結婚を彼の母親(現在の義母)に反対されました。
私は韓国名を名乗っていましたし、彼も最初から私が在日だということを知っていたので、国籍のことを両親にも伝えたうえで結婚の話が進んでいるのだと思っていました。
実際は…
彼は両親に反対されることがわかっていたらしくなかなか言えなかったそうです。
彼の両親と私の初顔合わせのお食事会2日前に、「韓国人なら会いたくない。結婚も反対だ。」と母親が言っていると伝えてられ、大変ショックでした。
国籍を知る前までは、「すぐに会いたい。結婚式が楽しみ。」と言われていただけに、衝撃でした。
国籍で差別を感じたのは、後にも先にもこの時だけです。

反対の理由は、韓国人だということだけですが、具体的には
・文化が異なるので法事やお墓参りなど大事にしてくれないのではないか
・将来子どもがいじめられる
などです。
私の場合ですが、韓国は年上を敬い、先祖を大切にするという考えが強いので、法事などは問題ないと伝えました。日本人同志でも、宗派が異なればお参りの仕方も異なります。それと同じなのですから。
また、私は幼稚園から大学まで、韓国人だからと差別されたことも、いじめられたこともありません。
生まれてくる子どもがかわいそうという考えは、その考え自体が誤っていると思います。

確かに国籍が違うことで考え方が違うことはあります。でも日本人同志でも地域、家庭ごとに考え、文化が違うことは当たり前です。
それでも、みんな理解しあって結婚し、生活しているのです。
日本人全員が韓国人を嫌っているわけではないですし、在日が全員反日ではありません。
本当なら、国籍を理由に結婚を反対してほしくはありませんが、生理的な気持ちは簡単には変えることはできません。
ご両親が反対される具体的な理由をひとつひとつ解決し、彼女はご両親が想像されている韓国人ではないということを示されることが必要だと思います。

私は義母の考えを悲しく思いましたが、今は義理の両親とも本当によくしてくれますし、私の両親とも関係は良好です。
結婚に反対されましたが、私は幸せに生きてます。