3歳と5歳の男児が死亡、母親を殺人未遂容疑で逮捕
2018年11月19日21時33分

 19日午後5時45分ごろ、広島県東広島市高屋町白市の民家から「子ども2人を殺しました」と110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、室内で5歳と3歳の男児が倒れており、2人は病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。県警は母親の岩永良子容疑者(31)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕。容疑を殺人に切り替えて調べる。

 県警によると、逮捕容疑は同日午後5時ごろ、自宅で長男と次男の背中などを刃物で複数回刺して殺害しようとしたというもの。岩永容疑者は「刺したり切りつけたりしたのは間違いない」と供述し、子どもの将来を悲観して殺そうと思った、という趣旨の話をしているという。2人の息子と夫の4人暮らしで、当時、夫は不在だった。

 現場はJR山陽線白市駅の北西約2キロにある住宅街。

 近所に住む60代の女性は「平日に母親が子どもを外で仲良く遊ばせていた。上の子を幼稚園に送り迎えしているところもよく見たので、驚いた」。近くの会社員の山土博三さん(56)は「先週末も、家の外で子どもたちが遊んでいるところを見た。すれ違えばあいさつしていた」と話した。

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