>>645の続編

「イクメン」増えても…親権不平等の国・日本
ジェンダーと男性差別 

「シングルマザー」という言葉は、現在はパートナーと離婚、死別、
あるいは未婚のまま子どもを育てている女性を指すときに使われています。

しかし、そもそも「死別」以外のケースでは「シングルマザー」など存在
しないでしょう。子どもには父親が存在するからです。

ところが実際には、離婚時に親権を得るのは圧倒的に母親です。その根本
にあるのは、子どもは母親の所有物という思想、「母性優先の原則」です。
この親権の問題ほど男性への差別が露骨に表れる事例はなく、先進各国は
父親たちが戦って法律を変え、共同親権を得てきました。

しかし日本はいまだに、先進国の中でもひときわ遅れた状態です。現在、
政策として男性の育児休暇取得や育児支援が進められており、これは当然
良い方向ではありますが、これだけでは司法の不平等は消えていきません。

(以下略)

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO97924290S6A300C1000000
(2016/03/04 日経スタイル)