答えは「強い」。その理由は「弱い」から。体力も知力も殆どあらゆる能力が。
これは成熟しつつある国ではよく見られる現象。

交通社会で置き換えるとわかりやすい。
歩行者は自動車より速く、また、疲れず長距離走れるか?ぶつかったらどっちが丈夫だ?
自動車と比べるまでもなく、自転車、バイク、あらゆる移動する者の中で、
あらゆる意味で最弱なのが歩行者だ。
その最弱の歩行者が最弱であるが故に交通社会では最強とされている。
わき見した歩行者からぶつかって来ても相手の自動車が悪いと扱われ、
誰もが「歩行者様」の動きをビクビクしながら伺って行動しなくてはならない。
「歩行者様」も「歩行者様」で、自分が交通社会における最強者と扱われている事を理解した上で
「車が停まるのが当たり前」とでも言わんばかりの態度で横断歩道もない道路をのんびりと横断し、
クラクションを鳴らして注意でもされようものなら
「何?文句あるの?アタシ、弱者様ですけど?」とばかりに車を睨み付ける者もいる有様。

知力「も」弱い故に「無理やり仮初の強者に仕立て上げられた素では弱者」の中には、
知力が弱い故にその自分の本来の立場を理解できず勘違いしてしまう者もいるので、
一定数やっかいなのが湧いてきてしまうものだ。