結婚に愛情は不要。夫=企業と見立てて、優良企業(夫)への入社(結婚)に余念がない「プロ妻」が増えている。
中には転職(離婚と再婚)も視野に入れて、退職金(慰謝料)がもらえるようにがんばるという猛者も。プロ妻たちの世界観を取材した。

● 専業主婦は夫育成ビジネス!  「結婚相手決定に恋愛感情は不要」

「早く結婚を決めて、寿退社して、家庭におさまりたいです」――。

平成の時代にあって、「寿退社」という昭和の香りがする言葉を使って結婚願望を露わにするのは、大阪府内の地場金融機関に勤めるミサキさん(24)だ。
そんな彼女にとって、今の勤務先はあくまでも「腰掛け」に過ぎないという。

(中略)

大学では音楽系の部活で活躍し、所属ゼミではゼミ長として頑張っていたという活発なミサキさんなら、なにも相談所に登録しなくても結婚相手に恵まれるのではないか。
そんな疑問をぶつけると、彼女は冷静な口調でこう語った。

「恋愛はたくさんしてきました。でも、彼らを“企業”として考えると難ありでした。預貯金が少ない、もしくはない。
勤務先の企業規模や安定性、家族構成などなどを査定すると、とても優良“企業”に育つだけの基本的要素がありません。
恋愛は結婚のきっかけにはなりますが、愛だけで結婚生活が維持できるとは、到底思えません。
なので結婚はまず条件面から入ろうと。恋愛は結婚した相手と、結婚後にすればいいわけですから」

ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160827-00100099-diamond-soci