奴隷制度を敷いていたアメリカにおいて、奴隷を使ってプランテーションを経営していた白人の方が、むしろ「奴隷的」であるという側面があった。
すなわち、奴隷がきちんと働いてくれなければ経営は行き詰まり、破たんするが、みせしめなどをすることでで恐怖支配をしても生産性が上がる
わけではなく、結果、経営者である白人の方が奴隷となってしまったのだ。
現代日本の男女関係も、この図式に似ている。
女は、口では「男は女性の奴隷」などと言ってイイ気になっているが、意識している/いないにかかわらず、この「原理」からは逃れられないことを、
本能的に知っている。だからこそ、草食系だの甲斐性なしなどと 煽る一方で、エステだのダイエットだのというくだらないことに、うつつ を抜かす
のである。