小諸の元簡易郵便局長を追起訴 詐欺罪、利用者から350万円

小諸市の諸(もろ)簡易郵便局の元局長による詐欺事件で、長野地検は28日、
利用者の女性から350万円をだまし取った詐欺の罪で元局長の無職南沢まち子容疑者(67)
=小諸市、詐欺罪で起訴=を長野地裁に追起訴した。

起訴状によると、2014年7月、小諸市内の知人女性に「お金を預けてくれれば
年末には10%の利息を付けて返す」などとうそを言い、350万円をだまし取ったとしている。

南沢被告は別の男性から810万円をだまし取ったとして7日に同罪で起訴されており、起訴は2回目。

日本郵便信越支社(長野市)によると、南沢被告は問題が発覚した昨年2月までの約10年間、
同郵便局の利用者約180人から金を集め、被害額は総額約8億9千万円に上るという。

(12月29日)
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161229/KT161228FTI090017000.php