4人きょうだい殺害 「心神喪失」で母親を不起訴に
1月16日 18時39分

去年8月、福岡県須恵町の住宅で、10歳から3歳のきょうだい4人を殺害したとして逮捕された
41歳の母親について、福岡地方検察庁は、精神鑑定の結果、事件当時善悪を判断できない「心神喪失」
の状態で責任能力を問えないとして、不起訴にしました。

去年8月、福岡県須恵町の住宅で、小学5年生の10歳の長男と、双子で1年生の6歳の長女と次女、
それに3歳の三女のきょうだい4人が死亡しているのが見つかり、41歳の母親が4人の首を絞めて
殺害したとして殺人の疑いで逮捕されました。

捜査関係者によりますと、母親は動機について意味のわからない内容の供述をしていたということで、
去年9月から専門家による精神鑑定が行われました。
その結果、母親は事件当時善悪を判断できない「心神喪失」の状態だったと判断されたということです。

このため、福岡地方検察庁は、刑事責任を問えないとして、16日、不起訴にするとともに、医療観察法
に基づいて医療施設で適切な治療を受けさせるための申し立てを裁判所に行いました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170116/k10010841611000.html