>>488

>「仮に差別されているとしても差別しているのは別の男性だろう」
>で無効化されることはないと思うが。

いやいや実際、そういうリクツで無効化されてきたからね。

「差別されている」論だと「差別者ー被差別者」の二項構造で語られることが多いが、
この二項構造を前提とすると、「差別しているのは別の男性」というところで、
差別者と被差別者の属性が同じになってしまい、
「ほら見ろ、やっぱり男性差別なんてなかった」という結論が導き出されかねない。

一方で「人権が蔑ろにされている」論だとそういう二項構造で語られることを回避することができる。
だから仮に蔑ろにしている男性がいたとしたって彼は「蔑ろにしている」ことを否定することは出来ないわけよ。

これは女性差別問題に置き換えると分かりやすいかも。
「女性の人権を蔑ろにする女性」は、世の中にも結構いるだろ?
「女の敵は女」なんてフェミ自身が言うくらいなんだし。
ただ、「彼女らは女性を差別している」という言説に対しては、多くの人々は疑問符をつけざるを得ないだろう。
彼女らが女性差別に加担しているのは自明だろうが、主体的に差別しているわけではないからな。