>>509

E.N.(四角丸) @shikaku2maru

ありがとうございます。具体的にサイトURLまでいただき感謝いたします。

映画の中であの「サイト」がポジティブに取り上げられたシーンは無かったと
記憶しています。

「内容は差別的で見るに耐えない。一体なぜこんなことを言えるのかわからない」
から始まり、いざ直接会ってみると、彼らが差別的な言動に至るまでに個人的に
辛い経験を(その真偽、辛ければやって良いのか、程度は女性が受ける被害と比べて
どうか、ということは一旦脇に置くとして)抱えていて、女性差別的な発言そのもの
を監督は肯定していませんが「なぜミソジニー的な発言に至るのか」を、追ったもの
だったのかなと。

あのサイトそのものへの評価は最初の「差別的だ」からポジティブなものに変わった
描写は無かったと思います。

差別的な発言をしている個人にフォーカスを当てたとき、彼らの人生の経験の中で
(僕や監督にとっては)あまりに攻撃的で差別的な信念を獲得してしまった人たち。

「ミソジニスト」というラベルを剥いでもうちょっと個人を見たこと、「気の狂った
差別主義者」のそこに至る経緯を見たこと。

これがあの映画の重要なメッセージだったと思うのです。そして、その上でそれを
ただ無批判に肯定する作品では無かった。僕はこのスタンスに共感しました。