>>414
読んだけど、学者先生の考えで甘いと思うね。
要するに、この学者先生が作ったモデルでは説明できない「男女の給与格差」がある、というだけの話でしょう。

この先生も書いてる通り、「能力や業績などの労働者の私的情報を把握することが難しい」のだ。
こんな表面的な情報だけで、「ポジティブ・アクションの推進」したのであれば、とんでもないことだ。

私の経験した例でいえば、企業や官公庁でも、「ハードワークの部署(例:本社・本省)」だったり、「特別に優秀な人たちが集まる部署(例:研究所)」というのがあって、
そういった「キーとなる部署」を経験しながら、サラリーマンは昇進・昇級していく。
 優秀と思われる女性もそういった「キーとなる部署」に入れるのだが、脱落してしまうことが多いように思う。
 この先生のモデルでは、地域を相手にしている営業所の事務職の女性(の経歴)と、本社で全世界を相手に仕事をしている男性(の経歴)を一緒に比較してしまっている。
 当然、後者の男性の給料が年数を経過するほど上がっていくのは当然ではないか。
 それを差別というだろうか。