>>176
こんばんは。

> ・女による男性に対する痴漢行為
これは前にも書いた通り、男性専用車両に賛同できるポイントだ。
しかし、現実には
> ・女による男性に対する痴漢でっち上げ
こっちだろう。これは非対称なのだ。

私は、「差別」を「損得」「被害」とは明確に切り分けている。

「痴漢と間違えられないように、男性は電車内ではバンザイをしよう」
差別と損得を混同していると、ここで混乱する。
この極めて男性差別的な言い分は、「男性の利益のため」に言われているからだ。

男性専用車両はこれに似ている。
前にも書いたが、女性専用車両も男性専用車両も両方とも「男は女に痴漢するもの」という認識を前提にしている。
男性専用車両がなければ痴漢に間違われてもしかたない存在であることを認めているのだ。
男性差別がなければ必要ないはずの男性専用車両の必要性を主張するということは、
男性差別に沿って利益を得るという、一種の降伏宣言だ。

女性専用車両にしても、私はほとんど損など感じてはいない。
でもそれでは女性専用車両に反対できない。
だから女性専用車両から受ける「損」を強調して反対しよう…
…と考えるなら、これも差別と損得を混同しているための混乱だ。

差別を糾弾するために、具体的な「損」とか「被害」を強調する必要などないのだ。
それはかえって問題を矮小化している。