以下もそうだ。
http://www.rin-5.net/501-750/635-shinzoku.html
>結婚によって女性は父親の所有から夫の所有へと所有権が移動したと読める文脈である。

これが男性神話の要であろう。実はこの家父長制度は今の時代も発展途上国で見受けられる事なのだが、
何故か全く正しく理解されてない。夫には妻を選ぶ上で何の権限もないのである。

>それぞれが何かを与えたり、受取ったりする一人の男と一人の女の間に成立するのではない。その関係は、男性から成る二つの集団の間に成立する

「男性から成る二つの集団」を妻の父と夫と読んでしまうのである。これは世界は男尊女卑であったとするバイアスからくる間違い。
この「男性から成る二つの集団」とは互いの家の父(父がいなければその時の長)を指している。また、母親の意見も非常に強いものがあったと考える。
この前、父親がなんでもかんでも決めてしまうも嫌だと言えない息子が最終的に父親に意見するというインドの映画を観たがそんな感じ。

今の主流の考え方ではまるで夫が妻になる女を買ってるように見えるが、そもそも昔の結婚とは戦略的なものであった。
恋愛結婚なんてのは近代に始まったことだし、男の好き嫌いで結婚するようなものでもなかった。

先に書いたように人間の子育てには男性の庇護が必要とされた。そして守られ養われる存在が守り養う
存在よりも上になることは無く、必然的に男性が長となる世界が形成されたわけだが、これをある人は
「女性差別の歴史」と言う。私は必然的にそうなってしまったものに対して「差別」とは言えないと思うのだがね。