>>78

家内制手工業とそろばんの時代から製造ラインの機械化や
オフィスオートメーション(死語)が導入される時代、
新素材・新製造方法による大量生産手法の発明、
ロボットやITの導入…といった流れで、

 これまで一人・一日で10件がせいぜいだったものが、
 一人・一日あたり500件、1000件と処理できるようになった

みたいなことは設計、製造、検品、流通、経理処理、etc.と
それに付随する事務処理など様々な領域で起きた訳だけど、
そういうときにビジネスの世界だと価格低下につながる。
職人が木から削り出したり轆轤と窯を使って手作りしていた食器と
同じ値段で、数秒に1個の速度で生産されるプラスチック製食器が
同じ値段では売れない。
効率化は競合他社もやっていることなので、効率化・省力化した分は
価格に反映させてシェア拡大をお互いに目指すのは当然で、
そういう活動の長年にわたる繰り返しの結果、昔の人なら一生モノに
してたような品々をお安く使い捨てにできる時代になった訳だ。