「成人本自販機」全撤去宣言する自治体続出、消滅した県も
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/170529/lif17052919010013-n3.html
2017.5.29 19:01

 自販機専用の新刊はもう制作されていなかったので、主に「ゾッキ本」と呼ぶ、出版社が在庫を捨て値で放出した本が売られた。
さらに、1970年代半ばから街道沿いに出現していた有人のアダルトショップの立地を追い掛けるように、エロ本自販機も進出した。

その頃からエロ本自販機は簡易な小屋の中に置かれるようになり、1980年代後半から90年代にかけて無人のエロ本自販機小屋が日本全国に増殖していった。この第3のブームは2000年代前半まで続いた。

だが、前世紀の末から行政の攻勢が強まり、エロ本自販機を規制する条例が次々と制定されていった。そして、さらに決定的な一撃がもたらされた。ネットの普及である。

こうして弱体化した業界に、さらに行政が追い打ちを掛ける。エロ本自販機全撤去を宣言する自治体が相次いだのだ。
その結果、今年の春現在、北海道、京都、兵庫、愛媛、沖縄などの1道1府11県では稼働中のエロ自販機は1台も確認できてない。