マンコリアン(爆笑)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180515-00010000-nishinpc-soci&;p=1

いじめ問題の背後に「スクールカースト」と呼ばれる子ども社会があるという。クラス内の立ち位置を
序列、階層化する傾向だ。九州北部の住宅街にある小学校。5年生の担任をしていた教員(40代)は、
いじめをテーマにした授業後、ある女子児童が書いてきた感想文でその現実の一端を知った。
「女子は1軍、2軍、3軍に分かれている」 (文中いずれも仮名)

■1軍は流行に敏感でオシャレなグループ
感想文を書いたキョウコによると、1軍は流行に敏感でオシャレなグループ。まじめで勉強ができるのが2軍。
いずれにも疎いのが3軍で、キョウコは3軍。1軍トップがアオイなのだという。
アオイは快活で、ファッションセンスも目を引く。そのクラスが始まった3年前の1学期、アオイが中心となったいじめが表面化した。
級友同士の「力関係」が形成されていく6月だった。

■いわれのない中傷を先導

クラスには、鼻水をよくティッシュで拭くタケルがいた。「ばい菌」「食べ方が変」。いわれのない中傷を先導したのがアオイ。
周りの女子も同調して掃除中、誰もタケルの机に触らない。
タケルは不登校になった。
いじめに気付いた担任は、いじめの4層構造(被害者、加害者、観衆、傍観者)を説明したうえで、被害者の苦しみやつらさ、加害と傍観の罪を諭した。
授業では、架空のこんな事例でも話し合った。

■「泣いているところを見ていると、面白い」
〈「カンニングをした」とうわさされたAが孤立。学級会でBが問題提起すると、今度はリーダー格のCが中心となり、Bが無視されるようになった〉
「どうしてBは無視されないといけないの?」。担任の問い掛けに、女子たちは互いの顔色をうかがい、なかなか意見を出さなかったが、
1人の発言を機に発言が続いた。
「Cがリーダーなので、他の子は逆らえなくなっている」
「無視されると怖い」
「それって女子の遊びやん。いつもしてるやん」
「泣いているところを見ていると、面白いやん」
担任は放課後、「面白い」と発言したユイと話した。「からかうと反応が面白い」とユイは言う。担任が「自分がそうなったら?」と聞くと「そりゃ、つらいよ」。