男性差別は存在するのか 女性運動家が撮った現実 (NIKKEI STYLE, 2018/04/05)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO28761800Z20C18A3000000

女性監督が男性差別の現実を追ったドキュメンタリー映画
「ザ・レッドピル」(2016年、米)が近く日本でも公開されます。
男性差別は存在するのか? その実態は? 

■「男性の被害者は助けない」
例えば、ある男性は自分の妻からDVを受けていた。しかし我が子を置いて逃げることはできず、
男性権利運動家である友人が彼のためにシェルターを探した。ところが驚くべきことに、
電話をかけたすべてのシェルターが「我々は、男性のDV被害者は助けない」と言ったのだ。
憲法が保障する男女平等の下、税金で運営されている公的なDV被害シェルターで、
なぜこのようなことが起きるのだろうか。

男性差別の実態は様々だ。DVや性犯罪、親権における不利以外にも、兵役、
教育の男女格差、労働中の死亡・負傷率の男女差、自殺率や平均寿命の男女差、等々。

多くの男性は、差別を訴えても社会的には無視されてきた。ひどい場合は攻撃
すらされた。映画「The Red Pill」では、"声を上げた"男性たちがどのような
妨害、暴力や脅しに遭ってきたかが描かれている。この映画自体にも、2016年に
豪州での公開がフェミニスト達の抗議により一時中止されたという経緯がある。

もし男性の人権に関心があるなら、女性差別と共に男性差別もなくさなければ男女
平等ではないと思うなら、レッドピルを。あなたはどちらだろうか。